AFRICA DREAM アライアンスパートナー:CHEKA TV ユーキ社長 インタビュー

CHEKA TV様との協働プロジェクト概要、動画はコチラ

CHEKA TV ユーキ(柏木勇樹)社長 インタビュー

Q:今回のコラボ企画の提案を受けた際の率直な感想と受け入れて下さった理由や企画に掛ける想いについてお聞かせください

SOLTILOが行っているサッカー以外の才能育成の機会作りであったり、子ども達の生活居住区の外にある職業を知って夢の選択肢を拡げる活動にめちゃくちゃ共感できるところがありまして、今回協力させてもらいました。

というのも、2007年に青年海外協力隊としてザンビアに派遣されて、電気も水もない村で体育の先生をしていたんですけど、そういう村だと大人の仕事の数も限られていて、授業で生徒に夢を聞くと、【トラック運転手/警察/ナース/先生】くらいしか夢が出てこないんですよね。村にある仕事の種類が少ないから選択肢も少なくて、だから目指す夢が無くて、「どこ目指したらいいかわからない」みたいな悩み彼らは抱えていて…

それもあって今、『雇用を増やしたい』って目的を掲げてCHEKAをやっているので、今日はスラムといわれる厳しい環境に住む子たちが、「こういう仕事もあるんだ!」っていう体験をして、将来の糧になればいいなと思って賛同させてもらいました!

Q:イベント当日の子ども達の様子で印象に残ったことはありますか?

はじめガチガチに緊張している様子でしたが、同じくスラム街出身のお兄さん(=CHEKAスタッフ)から学びながら、その緊張が解けていって、挑戦して、成功していくっていう一連の流れで、笑顔が増えたり、お兄さんと話して勇気づけられたり、っていうところのスタッフと生徒の関わりや、緊張から笑顔に変わる瞬間が印象的やったな~

Q:受け入れて下さったケニア人スタッフの方々のリアクションやイベント当日の様子はいかがでしたか?

キベラスラムから生徒さん達を受け入れるにあたって、前もってスタッフには、『自分が10歳~15歳だった時を思い返して、当日しっかり教えられるよう準備しておきなさい』と話をしていたんですよね。

その中で、バチっと用意してきてくれたし、子ども達に対する態度や教え方にもリスペクトを感じて、とても光栄に感じたというか、改めて、尊敬できるスタッフが集まっていて俺も光栄だなと感じました。

Q:改めて、今回の職業体験が、参加した子ども達にとって、将来どのようなキッカケとなることを期待しますか?

今まで見たことのない仕事内容

訪れたことのない(お店のある)エリア

客層もヨーロピアンやお金持ちのケニア人がたくさん来てくれるレストラン…etc.

子ども達にとってそのすべてが日常の外にある場所で、日本食という海外の文化があって、サービス・接客という仕事があって、厨房があって、洗い場があって、みんながつながってお客様をもてなしているっていうことを知ってもらって、その上で寿司シェフやウェイターになりたいと思ってくれる子が今日の生徒の中から出てきたらめちゃくちゃ嬉しいなと思います。

~CHEKA TV:ケニアの中学生が日本食レストランで職業体験したら希望が溢れた【アフリカ】 より~

Q:最後に、将来のケニアを担う子ども達にメッセージをお願い致します。

CHEKAってスワヒリ語で「笑う」って意味なんですけど、それを会社の理念にもしていて、お客様だけでなくて、関わる全てのみんなが笑えればいいな思ってビジネスしています。

食品を卸してくれているサプライヤーさんもしっかりとお金を稼げる。サプライチェーンを構築する、一緒に儲けて「笑う」。

スタッフが楽しく働ける、そのためにはまかないご飯もしっかりと提供する、家まで送る、しっかり食べていける給料をみんなで働いて稼いで「笑う」。

もちろんお客様に笑顔になってもらうためには、料理のクオリティが安定していたり、サービスが良くないといけないし、そのために努力し続けないといけない。

“笑うために、みんなで目標立てて努力する”

というところがCHEKAの理念なので、そういった姿勢を子ども達にも見てもらって、働くことの厳しさや大変さもちゃんとわかってもらって、稼ぐ力を身につけてもらえたらなと思いますね。

魚を与えるのではなくて、魚の釣り方を教える。

CHEKAは釣り方を教えられたらなと思います。


レストランでの職業体験およびインタビューにご協力頂きましたCHEKA TV ユーキ社長、スタッフの皆様、ありがとうございました!

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